「ミミのポッドキャスト」。おはようさんです。 アメリカ東部時間では、二〇二六年六月二十五日、木曜日。京都では、ひと足先に金曜日の朝を迎えています。海辺のバージニアビーチから、古都・京都まで。今日の大切な動きを、ゆっくり、分かりやすく見ていきましょう。 まず、今朝の見出しです。 アメリカ連邦最高裁は、移民政策をめぐる二つの裁判で、トランプ政権側を支持する判断を示しました。バージニアビーチでは、七月一日から始まる発泡スチロール容器の規制を前に、小さな飲食店がコスト増を心配しています。京都府南部では、昨夜、最大震度二の地震がありましたが、津波の心配はありません。そしてドジャースは、ツインズに四対三で勝ち、三連戦をすべて取りました。 では、アメリカ国内のニュースからです。 連邦最高裁は六月二十五日、移民政策に関する二つの重要な判断を、いずれも六対三で示しました。 一つ目は、ハイチとシリアから来た人たちに認められてきた、一時的保護資格、英語でティー・ピー・エスと呼ばれる制度です。最高裁は、トランプ政権がこの保護を終了することを認めました。対象となり得る人は、合わせて三十五万人を超えます。この資格は、紛争や災害などで、安全に母国へ帰ることが難しい人に、アメリカで一時的に暮らし、働くことを認める仕組みです。今回の判断で、長年アメリカで生活してきた人たちにも、退去強制の可能性が生じます。 二つ目は、メキシコ国境の正式な入国地点で、受け付ける難民申請の人数を制限する、いわゆるメータリング政策です。最高裁は、過去に使われたこの制限策を再び運用できる余地を、政権に認めました。人道支援団体は、申請者が危険な場所で長く待たされるおそれがあると反発しています。どちらの判断も、今後の移民政策を大きく左右しそうです。 最高裁は同じ日、銃の携帯をめぐるハワイ州法も違憲と判断しました。店やホテルなど、一般の人が利用する私有地では、所有者が明確に許可しない限り、銃を持ち込めないという州の決まりでした。六対三の判決により、基本の考え方が逆になります。ただし、店や土地の所有者が、自分の場所で銃を禁止する権利は残ります。 議会では、イランとの軍事衝突をめぐる大統領の権限が、引き続き大きな争点です。上院は、軍事行動を制限する戦争権限決議を、四十七対五十、棄権にあたる投票が一つで否決しました。前日までの投票から立場を変えた共和党議員もいて、党内の緊張が表に出ています。 もう一つ、暮らしに近い話題です。上下両院で幅広い支持を受けた住宅供給の法案について、トランプ大統領は署名を延期しています。この法案は、住宅建設の規制を減らし、供給を増やすことで、家賃や住宅価格の負担を和らげようとするものです。大統領は、投票時に市民権の証明を求める別の法案を、先に進めるよう要求しています。住宅不足に悩む家庭にとっては、いつ署名されるのかが次の焦点です。 続いて、バージニアビーチです。 七月一日から、バージニア州の飲食店では、発泡ポリスチレン、いわゆる発泡スチロールのカップや持ち帰り容器が、原則として使えなくなります。これまでは州内に二十店舗以上ある大きな事業者が中心でしたが、今回から小規模な飲食店にも広がります。 環境への負担を減らす目的ははっきりしています。その一方で、バージニアビーチの個人経営の店からは、紙や別素材の容器に切り替える費用が、経営を圧迫するという声が出ています。利用する側にも、容器の変更や、場合によっては価格の小さな変化が見えてくるかもしれません。お気に入りの地元店がある方は、変化の時期に少し気にかけてみてください。 市の新しい会計年度も七月一日に始まります。二〇二七会計年度の、市と公立学校を合わせた予算は、約二十八億八千六百六十万ドルです。住民が所有する自家用車には、一台あたり最大八十ドルの個人財産税の軽減があります。市職員には七月から、およそ三・五パーセントの給与引き上げが予定されています。公共料金や一部の利用料も変わりますので、市のサービスをよく使う方は、請求書や市の案内を確認しておくと安心です。 ストローブリッジ・ショッピングセンターで六月二十二日に起きた、車内立てこもりの件では、警察は六月二十五日、刑事告発を行わなかったと発表しました。警察は催涙ガスを使用し、運転していた人物を保護しました。けが人はなく、事態は平和的に終わったということです。 ここからは、京都の話題どす。 六月二十五日午後十時四十四分ごろ、京都府南部を震源とする、マグニチュード三・一の地震がありました。亀岡市で最大震度二。京都市の上京区、中京区、下京区、右京区、山科区、西京区などで、震度一を観測しました。震源の深さはおよそ二十キロで、津波の心配はありません。大きな揺れではありませんでしたが、夜の地震は小さくても驚きます。倒れやすい物や、枕元の履き物、懐中電灯を、今いちど確かめておくとよろしおすな。 京都市は、祇園祭の期間に、祇園地域や木屋町通などで、散乱ごみ対策を強化すると発表しました。観光客が集中する時期ですので、ごみ箱の配置や回収、啓発を含め、まちの負担をどう抑えるかが課題になります。訪れる方も、飲み物や食べ物の容器を持ち帰るなど、ほんの少しの心配りが、祭りの景色を守ります。 文化の話題では、十五回目を迎える京都国際マンガ・アニメフェア二〇二六が、記念企画に向けたクラウドファンディングと、一部の出展情報を発表しました。また京都市交通局は、地下鉄烏丸線の新型二十系車両を使った運転体験イベントを予定しています。新型車両の運転体験は、今回が初めてとのこと。鉄道がお好きな方には、なかなか心が動く知らせです。 お相撲の時間です。 六月十三日と十四日に開かれた大相撲パリ公演は、大関・琴櫻が総合優勝を飾りました。総合優勝決定戦では、横綱・豊昇龍を寄り切りで破っています。三十年以上ぶりとなったパリでの公演は、取組だけでなく、相撲甚句や伝統文化も紹介する大きな国際行事になりました。 次の本場所は、名古屋のアイ・ジー・アリーナで開かれる七月場所です。初日は七月十二日、千秋楽は七月二十六日。新しい番付は六月二十九日に発表されます。パリで注目を集めた琴櫻、豊昇龍、そして横綱・大の里。名古屋でどんな十五日間を見せるのか、まずは月曜日の番付に注目です。 続いて、ロサンゼルス・ドジャースです。 ドジャースは六月二十四日、ミネソタ・ツインズに四対三で勝ち、敵地での三連戦をすべて取りました。ムーキー・ベッツは四打数三安打。通算三百本目となるホームランを放ち、サイクルヒットには三塁打一本足りない活躍でした。 大谷翔平は先発投手として六回を投げ、三失点、八奪三振。序盤に点を取られましたが、その後は立て直し、打線と救援陣が一点差を守りました。 これでドジャースは五十二勝二十九敗。ナショナルリーグ西地区の首位で、二位パドレスに九ゲーム差です。六月二十五日は移動日。次の試合は二十六日、サンディエゴでパドレスと対戦します。先発予定はドジャースが佐々木朗希、パドレスがウォーカー・ビューラー。地区の上位同士ですから、連勝の勢いを持ち込めるかが見どころです。 ここで、成熟女性の健康についてです。今日は、デトックスと、更年期の生活習慣を一緒に考えます。 まず、デトックス・ジュース、断食クレンズ、腸内洗浄などには、体から毒素を取り除く、短期間で体をリセットする、といった宣伝がよく使われます。ただ、アメリカ国立補完統合衛生センターは、体重管理や毒素除去について、説得力のある研究は限られているとしています。厳しい食事制限や下剤を伴う方法は、脱水、電解質の乱れ、栄養不足を起こすことがあります。糖尿病、腎臓や心臓の病気がある方、薬を飲んでいる方は、特に注意が必要です。 私たちの体では、肝臓や腎臓、肺、消化管などが、毎日、代謝と排出の仕事をしています。高価なクレンズ商品を始める前に、水分、十分な食事、食物繊維、睡眠、適度な運動を整えるほうが、根拠のしっかりした土台になります。 更年期について、六月十八日にメノポーズ・ソサエティが紹介した大規模研究では、ホルモン療法を受けている女性のグループに、食事、運動、睡眠など、より健康的な生活習慣が多く見られました。ただし、これは関連を調べた観察研究です。ホルモン療法を始めれば生活習慣が良くなる、と証明したものではありません。 ホルモン療法は、ほてりや寝汗などに高い効果が期待できる一方、年齢、閉経からの期間、子宮の有無、血栓、脳卒中、乳がんなどの既往によって、向き不向きがあります。ホルモンを使わない薬もあります。症状で眠れない、仕事や日常生活に支障がある、閉経後に出血がある。そんな時は、我慢や自己流のクレンズより、婦人科などで個別に相談してください。このコーナーは一般的な情報で、診断や個別の治療に代わるものではありません。 最後は、日本語を学ぶ本です。 今日取り上げるのは、凡人社から六月三十日に刊行予定の、『読むための図解日本語、助詞・動詞編。読解に大切な十二の文法』です。 対象は、初級の文法をひと通り学び、これから少し長い文章を読みたい方。目安は、ヨーロッパ言語共通参照枠のエー・ツー、日本語能力試験ならエヌ・スリー以上です。百四十四ページに別冊八ページ。価格は税込み千四百三十円です。 この本の強みは、初級で覚えた助詞や動詞を、問題に正解するための文法ではなく、文章の構造を見抜く道具として、図で学び直せることです。読み物は百五十字ほどと短く、英語、中国語、ベトナム語の対訳もあります。教科書の短い例文は分かるのに、まとまった文章になると迷子になる。そんな学習者に合いそうです。 一方で、完全な初心者向けではありません。また、会話や発音を中心に伸ばしたい方には、この一冊だけでは足りません。初級から中級へ進む途中で、読解の基礎を組み直したい方におすすめしたい新刊です。 では、今日の三つの持ち帰りです。 一つ目。アメリカ最高裁の移民をめぐる二つの判断は、何十万人もの暮らしと、国境での難民申請に影響します。 二つ目。バージニアビーチでは、発泡スチロール容器の規制と、市の新しい料金が七月一日に始まります。 三つ目。健康を整える近道として宣伝されるクレンズには、確かな根拠が少ないものがあります。更年期のつらさは、自己流で抱え込まず、自分に合う選択肢を医療者と相談しましょう。 ほな、今日はここまでです。ニュースは重たい日もありますけれど、知ることは、自分の一日を選び直す小さな力にもなります。 どうぞ、無理をしすぎず、ええ一日をお過ごしください。「ミミのポッドキャスト」でした。