ミミ:[warmly] 「ミミのポッドキャスト」。おはようさんです。[pause 0.3s] アメリカ東部時間、二〇二六年六月二十六日、金曜日の朝です。[pause 0.6s] 週の終わりに近づくと、ニュースも予定も、体の疲れも、少しずつ重なってきますね。[pause 0.3s] まずは肩の力をひとつ抜いて、朝のうちに、気持ちが少し整うように。今日の動きを、無理なく見ていきましょう。 健司:[conversational] おはようございます。今朝は、アメリカの政治と裁判、バージニアビーチの生活に関わる予算、京都の地震と祇園祭の話題。[pause 0.3s] それから、大相撲、ドジャース、50代からのからだノート、最後に日本語学習書まで。幅は広いですが、ミミさんと一緒に、暮らしに近いところから整理していきます。 ミミ:[transitioning] まずは、アメリカ国内のニュースからです。[pause 0.3s] 六月二十五日、連邦判事は、トランプ大統領が三月に出した選挙制度に関する大統領令のうち、重要な部分を差し止めました。対象になったのは、連邦の有権者登録用紙に市民権の証明書類を事実上求める部分。それから、郵送投票を投票日までの到着に厳しくそろえようとする部分です。 健司:[thoughtful] これ、制度の話に聞こえますけれど、暮らしにはどう関係してくるんでしょう。 ミミ:[calmly] いちばん大きいのは、選挙のルールを誰が決めるのか、というところです。選挙の運営は、州が大きく担っています。ですので、大統領が一方的に変えられる範囲には限りがある。今回の判断は、そこを改めて示したものと言えそうです。[pause 0.3s] ただし、これで争いが終わるわけではありません。政権側が上級審で争う可能性は高く、秋に向けて、選挙手続きそのものをめぐる法廷闘争は続きそうです。 健司:[transitioning] 同じ六月二十五日には、連邦最高裁も、移民政策に関する二つの判断を示しました。どちらも六対三で、政権側を支持する内容です。 ミミ:[calmly] 一つは、ハイチとシリア出身者に認められてきた一時的保護資格、いわゆるティー・ピー・エスを、政権が打ち切れるようにする判断です。紛争や災害で帰国が難しい人に、一時的な滞在と就労を認める制度ですから、影響は小さくありません。報道では、対象となり得る人は三十五万人を超えるとされています。[pause 0.3s] もう一つは、メキシコとの国境にある正式な入国地点で、難民申請を受け付ける人数をしぼる、いわゆるメータリング政策を復活させる余地を認めた判断です。 健司:[soft emphasis] さらに上院では、イランをめぐる戦争権限決議が、四十七対五十、棄権にあたる一票で否決されました。[pause 0.3s] 今朝のアメリカ政治は、裁判所と議会の両方で、「だれが、どこまで権限を持つのか」が問われた一日だった、と見ると分かりやすいかもしれません。 ミミ:[transitioning] ここからは、バージニアビーチです。[pause 0.3s] 市議会は六月二十五日、二〇二七会計年度の修正予算を採択しました。市と公立学校を合わせた総額は、およそ二十八億八千六百万ドルです。暮らしに近いところでは、自家用車に対して、一台あたり最大八十ドルの個人財産税の軽減。市職員には、七月一日からおよそ三・五パーセントの昇給が盛り込まれています。 健司:[conversational] 予算のニュースは、数字だけだと少し遠く感じますよね。でも、七月一日から何が変わるのかを見ると、急に生活に近づきます。 ミミ:[warmly] ほんまに、そこです。水道の基本的な利用可能料金は、月六ドル三十セント。水道使用料は、千ガロンあたり六ドル五十四セントになります。下水道料金は、今回の予算では据え置きです。[pause 0.3s] ごみ箱の交換費用は百ドル。レクリエーション施設では、住民向けの年間会員料金が百二十五ドルになります。ひとつひとつは小さく見えても、家計では、じわっと重なります。七月に入る前に、水道、ごみ、レクリエーションの費用を一度見ておくと、安心どすな。 健司:[thoughtful] もう一つ、地元で気になっていた件です。ストローブリッジ・マーケットプレイスで六月二十二日に起きた立てこもりのような事案について、警察は六月二十五日、刑事責任を問う起訴は行わないと明らかにしました。報道によると、本人は積極的にメンタルヘルス治療を受けていて、現場では催涙ガスが使われたものの、けが人は出ませんでした。 ミミ:[calmly] 命の被害がなかったのは、何よりです。ただ、こういう出来事は、終わったあとにも考えることが残ります。警察対応だけでなく、危機の手前で支える仕組みを、地域としてどう持つのか。そこも見ておきたいところです。 健司:[transitioning] ここからは、京都の話題です。 ミミ:[warmly] ほな、京都に移りましょう。[pause 0.6s] まず昨夜、六月二十五日午後十時四十四分ごろ、京都府南部を震源とする地震がありました。気象庁によりますと、マグニチュードは三・一。亀岡市で最大震度二、京都市内の複数の区では震度一を観測しました。震源の深さはおよそ二十キロで、津波の心配はありません。 健司:[calmly] 大きな被害を伝える情報は、今のところ出ていません。ただ、夜の揺れは、小さくても心がざわつきます。 ミミ:[soft emphasis] そうなんです。水、履き物、スマホの充電、そして寝る場所の近くに倒れやすい物を置かないこと。[pause 0.3s] こういう基本を見直すきっかけにしたいですね。大きな地震ではありませんでしたけれど、備えは小さい揺れのあとに見直しておくのが、いちばん現実的やと思います。 健司:[slightly upbeat] 京都市は六月二十五日、祇園祭の期間中に、祇園地域や木屋町通などで散乱ごみ対策を強化すると発表しました。祭りの華やかさの裏側には、歩きやすさ、清潔さ、回収の負担という、地域の毎年の現実があります。 ミミ:[thoughtful] 観光客が増える夏の京都では、まちの美しさを守ることが、景観だけでなく、暮らしそのものを守ることにもつながります。[pause 0.3s] 明るい話題もあります。京都国際マンガ・アニメフェア二〇二六は、十五回目を記念した企画に向けて、クラウドファンディングを始めると発表しました。市営地下鉄烏丸線の新型二十系車両を使った、運転体験イベントも予定されています。文化も交通も、京都では観光資源であると同時に、毎日の暮らしの手ざわりでもありますね。 健司:[transitioning] 少し軽やかな話題に移ります。まずは大相撲です。[pause 0.6s] この二十四時間で、大相撲に大きな新展開はありませんでした。いま公式日程で見えている次の節目は、六月二十九日の番付発表。そして七月十二日から二十六日まで、アイ・ジー・アリーナで行われる名古屋場所です。 ミミ:[calmly] 協会のチケット案内では、七月場所は現時点で全日程完売の表示になっています。いまは本場所の勝ち負けよりも、番付で誰がどこに置かれるのかを待つ時間帯です。[pause 0.3s] 新しい番付が出ると、名古屋場所の見方も、ぐっと具体的になります。 健司:[transitioning] 続いて、ロサンゼルス・ドジャースです。[pause 0.3s] 六月二十五日は移動日だったので、最新の試合結果は六月二十四日のものが基準になります。ドジャースはツインズに四対三で勝って、三連戦をすべて取りました。大谷翔平は六回を投げて八奪三振。ムーキー・ベッツは通算三百本目のホームランを打っています。 ミミ:[slightly upbeat] この一勝で、ドジャースは五十二勝二十九敗。ナショナルリーグ西地区で、二位サンディエゴに九ゲーム差の首位です。そして六月二十五日には、オールスターの先発メンバーが発表されました。大谷翔平は、ナショナルリーグの指名打者部門で先発に選ばれています。しかも、全体の得票数でもトップでした。 健司:[conversational] 次の試合は、六月二十六日、サンディエゴでのパドレス戦。予告先発は、ドジャースが佐々木朗希、パドレスがウォーカー・ビューラーです。地区上位どうしの直接対決ですから、ただの一試合以上の重みがあります。[pause 0.3s] ドジャースは、スイープの勢いをそのまま持ち込めるか。パドレスは、差を縮める入口にできるか。今夜はそこに注目です。 ミミ:[transitioning] ここで、今日の「50代からのからだノート」です。[pause 0.6s] 今日は、更年期と、いわゆるデトックスやクレンズの話を、地に足をつけて整理します。[pause 0.3s] 更年期の不調って、「気のせい」で片づけられがちですけれど、眠り、汗、気分、関節、集中力。暮らしのいろんなところに出てきます。だからこそ、焦らず、でも軽く見すぎず、自分の体の声を見ていきたいところです。 健司:[thoughtful] デトックスって言葉、つい気になりますよね。体を一回きれいにしたい、リセットしたい、という気持ちは、誰にでもあります。 ミミ:[calmly] ありますね。ジュースだけで数日過ごす方法。腸を洗うとうたう商品。毒素を出すと宣伝するサプリ。[pause 0.3s] ただ、アメリカ国立補完統合衛生センター、NCCIH(エヌ・シー・シー・アイ・エイチ)は、毒素除去や体重管理について、説得力のある研究は限られているとしています。しかも、厳しい制限食や下剤を使う方法では、脱水、電解質の乱れ、栄養不足、薬との相互作用が起こりえます。 健司:[conversational] つまり、「効くかどうか」だけではなくて、「体に負担がないか」も見たほうがいい、ということですね。 ミミ:[soft emphasis] そうです。私たちの体には、もともと老廃物や代謝産物を処理する仕組みがあります。肝臓、腎臓、肺、皮膚、そして消化管。[pause 0.3s] こうした臓器が、毎日ちゃんと働いています。ですから、体を整える土台としては、高価なクレンズ商品より、水分、睡眠、食物繊維、十分なたんぱく質、適度な運動のほうが、ずっと根拠がしっかりしています。 健司:[thoughtful] 更年期については、六月十八日にメノポーズ・ソサエティが紹介した観察研究がありました。ホルモン療法を受けている女性たちのグループでは、食事、運動、睡眠などがより健康的だと報告された、という内容です。 ミミ:[calmly] ただし、これは関連が見えたという話であって、ホルモン療法そのものが生活習慣を良くした、と証明したわけではありません。[pause 0.3s] 更年期の治療は、個別化が基本です。ほてりや寝汗にホルモン療法が有力な人もいれば、ホルモンを使わない薬や生活調整が合う人もいます。年齢、閉経からの期間、子宮の有無、血栓や乳がんなどの既往でも、選び方は変わります。 健司:[conversational] 今日ひとつだけするなら、何を見るのがよさそうですか。 ミミ:[warmly] 今日ひとつだけなら、睡眠と症状のメモです。[pause 0.3s] 何時に寝たか。夜中に起きたか。ほてり、寝汗、気分の落ち込み、動悸、関節の痛みがあったか。細かく完璧に書かなくても大丈夫です。二、三行でいいんです。[pause 0.3s] 眠れない。仕事にならない。気分の落ち込みが強い。あるいは、閉経後の出血がある。そういうときは、自己流のクレンズで様子を見るより、婦人科などで相談するほうが安全です。このコーナーは一般的な情報で、診断や個別治療の代わりではありません。 健司:[transitioning] 最後は、日本語を学ぶ本です。[pause 0.3s] 今日は、凡人社の『読むための図解日本語[表現・文章編] 読解に大切な十二の文法』。出版社の案内では、二〇二六年七月はじめの刊行予定で、対象はおおむねエー・ツー、日本語能力試験ならエヌ・スリーあたり以上です。 ミミ:[slightly upbeat] 図解、百五十字ほどの短い文章、そして英語、中国語、ベトナム語の助けを使いながら、読みの骨組みをつかむタイプの本です。単語や文法を一個ずつ覚える段階から、文章のまとまりをどう読むかに進みたい人向けですね。[pause 0.3s] 完全な初学者には少し早めですが、読解の骨組みをつかみ直したい人には合いそうです。50代から学び直す方にも、「全部を最初から」ではなく、「読める感覚を取り戻す」一冊として見られるかもしれません。 健司:[transitioning] では、今日の三つの持ち帰りです。[pause 0.3s] ミミ:[soft emphasis] 一つ目。アメリカでは六月二十五日、選挙制度、移民、軍事権限をめぐって、裁判所と議会の両方で大きな線引きが起きました。[pause 0.3s] 二つ目。バージニアビーチでは、七月一日から予算と料金改定が動き出します。水道やごみ、レクリエーション費用など、暮らしの細かい部分に影響が出ます。[pause 0.3s] 三つ目。更年期の不調や、なんとなく体を整えたい気持ちにつけ込むようなデトックス商品には、慎重でいたいところです。土台は生活習慣、つらい症状は医療者と相談。ここを、忘れんといたいですね。 健司:[warmly] 最後に、ミミのひとことです。 ミミ:[warmly] 50代からの体と心は、若いころと同じようには動かない日があります。[pause 0.3s] でもそれは、弱くなったというより、整え方が変わってきた、ということかもしれません。今日も全部をがんばらなくて大丈夫。ひとつずつ、ぼちぼちいきましょう。[pause 0.6s] どうぞ、あわてすぎず、ええ金曜日をお過ごしください。「ミミのポッドキャスト」でした。