ミミ:[warmly] ミミの朝のひと息。二〇二六年九月二十七日、日曜日。ミミのポッドキャストです。五十代からの朝に、ニュースとからだをやさしく整える。おはようさんです。日曜の朝、昨日までの疲れがまだ体に残っていても、予定どおりに元気でなくて大丈夫。まず、今の気分を直さずに、そのまま隣に座らせてみましょう。今日は今日の速さで始めればええんです。 健司:[conversational] 休みの日でも、気持ちだけ先に走ることがありますね。朝の最初くらい、追いつくのを待ってもいい。 ミミ:ええ。今朝は、アメリカの選挙区をめぐる最高裁の判断、バージニアビーチの海辺の最終日、京都の台所を支える新しい青果棟へ。相撲は千秋楽の決着、ドジャースは九回の一打です。からだノートは、夜中に目が覚めた翌朝の四項目メモをお届けします。 ミミ:情報の区切りは、アメリカ東部時間、九月二十七日午前六時十八分。日本では同じ日の午後七時十八分です。[pause 0.6s] ミミ:[calmly] まずアメリカです。直近二十四時間、暮らしへの影響が大きい新しい連邦発表は、今朝までに確認できませんでした。そこで、最も近い重要な司法判断を、日付を分けてお伝えします。 健司:いつの、どんな判断ですか。 ミミ:連邦最高裁は九月二十五日、ミズーリ州の二〇二六年連邦下院選挙で、二〇二二年の選挙区地図を使うことを妨げないよう命じました。二〇二五年の地図を使わせる下級審の命令も、いったん止めています。 健司:では、選挙区をめぐる裁判が、これで全部終わったのでしょうか。 ミミ:[soft emphasis] そこまでは言えません。今回は選挙が近い時期の混乱を避けるための、緊急手続き上の判断です。争いの中身についての最終判決と同じではありません。 健司:生活に近いところで見ると、何を確かめればよいでしょう。 ミミ:影響の中心はミズーリ州です。そこで投票する方は、ご自身の選挙区、投票所、投票用紙の見本を、州や郡の公式選挙案内で見直してください。全国の選挙区が一度に変わった、という話ではない。大きな見出しほど、自分に関係する範囲を一つ確かめる。それで十分です。 ミミ:[transitioning] 地元、バージニアビーチです。ネプチューン・フェスティバルのボードウォーク・ウィークエンドは、今日が最終日。市の案内では午前十時から午後六時まで、ボードウォークと海岸の一番街から三十三番街が会場です。 健司:昨日はアトランティック・アベニューで大きな道路閉鎖がありました。今日も同じですか。 ミミ:昨日の二番街から三十二番街の閉鎖は、土曜日の案内でした。日曜日も駐車場の混雑は見込まれますが、同じ閉鎖が続くとは断定しません。出かける前に、市のイベント情報、VB Go(ブイビー・ゴー)、Waze(ウェイズ)で当日の道を確認してください。 健司:参加する方も、近くを通るだけの方も、昨日の情報をそのまま今日に当てはめないことですね。 ミミ:そうですね。楽しい予定にも、更新の確認を一つ添える。帰りの時間を少し早めに決めておくと、日曜の夕方が楽になります。[pause 0.6s] ミミ:[thoughtful] 京都からは、観光ではなく、台所の足元を支える話です。京都市中央市場の新しい青果棟、その一期エリアが九月二十三日に動き始め、昨日二十六日に竣工式典が行われました。 健司:野菜や果物が集まる建物ですね。新しくなって、何が変わりますか。 ミミ:延べ床面積は三万二千九百四平方メートル、地上五階建て。外気の影響を抑える閉鎖型の施設で、入荷から出荷まで低い温度を保つ、コールドチェーン(低温流通)を整えました。段差のないトラックの荷さばき場、太陽光発電、電力を管理する仕組み、高い耐震性能も備えています。 健司:市場の中の設備でも、私たちの食卓につながっている。 ミミ:ええ。見た目に華やかなニュースではありません。でも、野菜や果物の鮮度、衛生、災害の時にも食べ物を運び続ける力。暮らしの安心は、こういう見えにくい場所で支えられています。 健司:衛生管理の手引きも新しくなったそうですね。 ミミ:青果部の京都独自の基準を具体化した手引きが、同じタイミングで運用開始になりました。二期エリアの完成は二〇二九年度の予定です。今日ひとつだけ見るなら、「新しい建物ができた」だけでなく、「食べ物をどんな温度と動線で守るのか」。そこに注目すると、このニュースがぐっと暮らしに近づきます。[pause 0.6s] ミミ:[slightly upbeat] ここからは、土俵と球場です。大相撲秋場所は今日、千秋楽。横綱・大の里が大関・安青錦を突き出しで破り、十二勝三敗。六場所ぶり、六回目の幕内優勝を決めました。 健司:結びの一番で、勝った方が優勝という相星決戦でした。 ミミ:そうなんです。昨日の十四日目、大の里は琴櫻に敗れて三敗。安青錦も三敗を守り、最後に直接ぶつかる形になりました。大の里は立ち合いから圧力をかけ、安青錦を土俵の外へ。終盤の連敗を越えて、最後の一番で賜杯をつかみました。 健司:昨日の時点では、優勝はまだ決まっていなかった。数字の確認は大切ですね。 ミミ:[calmly] はい。勝敗や優勝は、当日の公式結果で確かめる。番組でもそこを大事にします。大の里の一年ぶりの優勝をたたえつつ、安青錦が千秋楽まで並んだ力も、次の場所につながる見どころです。 健司:ドジャースは、サンフランシスコでジャイアンツに四対三。こちらも最後に決まりました。 ミミ:九回、三対三の同点から、キケ・ヘルナンデスが左中間へ決勝のソロホームラン。三回にはムーキー・ベッツが二十三号ソロを打っています。 健司:先発のブレイク・スネルは四回一失点。試合は継投になりました。 ミミ:勝ち投手はエバン・フィリップスで三勝目。タナー・スコットが二十五セーブ目です。ドジャースは九十九勝六十二敗。すでにナショナル・リーグ西地区の優勝を決めています。 健司:今日はレギュラーシーズン最後の試合ですね。 ミミ:東部時間午後三時五分、同じサンフランシスコで始まる予定です。今朝の時点で、ジャイアンツの予告先発はカーソン・シーモア。ドジャース側は公式データにまだ掲載されていませんでした。百勝に届くかという数字もありますが、まずは選手が無事にポストシーズンへ入れること。予定と先発は試合前に公式情報で確かめましょう。[pause 1.0s] ミミ:[warmly] ここからは、五十代からのからだノート。夜中に目が覚めた翌朝、原因を一つに決めつけないための、四項目メモです。 健司:更年期だから眠れない、とすぐ考えてしまうことがあります。 ミミ:ほてりや寝汗が睡眠を邪魔することはあります。アメリカ産科婦人科学会、ACOG(エイコグ)も、周閉経期と閉経期は睡眠の問題が起こりやすいと説明しています。でも、原因はそれだけとは限りません。 健司:ほかには、どんなことがありますか。 ミミ:気分の変化、慢性的な痛み、薬の影響、むずむず脚、睡眠時無呼吸など、いくつもの可能性があります。だから「私の努力が足りない」「年齢だから仕方ない」と一つに決めなくていい。気のせいで片づけなくていい話です。 健司:今日の小さな行動は、その四項目を書くことですね。 ミミ:はい。昨夜について、一つ目、寝た時刻。二つ目、目が覚めた回数。三つ目、ほてりや寝汗があったか。四つ目、夕方以降にカフェインかアルコールをとったか。正確な日記にしなくて大丈夫。丸や短い言葉だけで十分です。 健司:そのメモで、原因が診断できるわけではない。 ミミ:[soft emphasis] その通り。これは診断ではなく、傾向を見たり、医療者に相談したりする時の材料です。ACOGは、就寝前のカフェイン、ニコチン、アルコール、大きな食事を避けることや、寝室の温度と明るさを調えることを、セルフケアの例に挙げています。ただ、全員に同じ方法が効くとは限りません。 健司:眠りをリセットするデトックスやクレンズ、という広告も気になります。 ミミ:デトックスやクレンズに、睡眠や更年期症状を治す確かな根拠はありません。厳しい食事制限、下剤、過剰な水分は、脱水、電解質の乱れ、栄養不足につながることがあります。体では、肝臓、腎臓、肺、皮膚、消化管が、普段から老廃物の処理を担っています。 健司:眠れない夜を、自分のせいや、何かがたまっているせいにしなくていい。 ミミ:ええ。全部をがんばらなくて大丈夫。今夜ひとつだけなら、寝室を少し涼しくできるかを見る。睡眠の問題が続く、悪化する、強いいびきや呼吸が止まる感じがある、日中に危ないほど眠い時は、資格のある医療者に相談してください。突然の強い症状や心配な変化は、早めの評価を。このコーナーは一般的な健康情報で、個別の診断や治療に代わるものではありません。[pause 0.6s] ミミ:[conversational] 最後は、日本語を学ぶ本のノートです。今朝までに、昨日から新しく確認できた実質的な新刊情報や独立書評はありませんでした。同じ本を、新しいニュースのようには繰り返しません。 健司:新刊がない朝は、どう学びましょう。 ミミ:今週の一冊から選ぶなら、明治書院の『日本語学 二〇二六年秋号』。九月一日発売の専門誌で、「日本語教育における学習者研究」と「漢字の常識を疑う」という二つの特集があります。 健司:初級の会話帳というより、日本語を深く学ぶ人や、教える人向けですね。 ミミ:そうです。百三十六ページ、税込み三千四百十円。今日は出版社の書誌と特集案内に基づく紹介で、独立した書評上の評価ではありません。 健司:買い足さずにできる練習はありますか。 ミミ:[warmly] 手元の本から、一文だけ声に出す。そして、同じ意味を自分の言葉で言い換えてみる。たとえば「今日は混雑が見込まれます」を、「今日は人が多くなりそうです」に変える。言葉は、覚えた数だけでなく、自分で動かせた時に、少しずつ身についていきます。 ミミ:[calmly] それでは、今朝の三つ。ひとつ、ミズーリ州の選挙区をめぐる最高裁判断は緊急手続き。投票する方は公式案内で自分の情報を確認する。ふたつ、京都の新しい青果棟は、鮮度と衛生、災害時の供給を支える暮らしの基盤。みっつ、眠れない夜の原因を一つに決めず、朝に四項目だけ書いてみる。 健司:ニュースも体調も、結論を急がず、確かなものを一つずつ置いていく朝ですね。 ミミ:[thoughtful] ミミのひとこと。五十代の知恵は、何でもすぐ解決することやなく、急いで決めつけないことにもあります。わからないものには、わからないまま、やさしい場所を空けておきましょう。 ミミ:[warmly] ここまでご一緒くださって、ありがとうございました。今日も、あなたの歩幅で。ほな、また明日の朝に。