ミミ:[warmly] ミミの朝のひと息。二〇二六年九月二十九日、火曜日。ミミのポッドキャストです。五十代からの朝に、ニュースとからだをやさしく整える。おはようさんです。火曜日の朝、もう少しできたはず、と昨日を採点していませんか。できなかったことより、今日ここに戻ってきたことを、まず一つ数えましょう。肩をゆるめて、息を吐く。全部をがんばらなくて大丈夫です。 健司:[conversational] 一日が始まる前に、自分への採点を止める。それだけでも少し静かになりますね。 ミミ:ええ。今朝は、アメリカの新しい自動車燃費基準と、バージニアビーチで中止になった公開会合。京都からは、地球環境と文化をつなぐ新しい案内です。相撲は大の里の一夜明け、ドジャースはポストシーズン前の整えどころ。からだノートは、更年期と仕事の間にある疲れを、言葉にする小さな方法です。 健司:日本語の本は、上級者向けの聴解ドリルですね。 ミミ:はい。情報の区切りは、アメリカ東部時間、九月二十九日午前六時。日本では同じ日の午後七時です。[pause 0.6s] ミミ:[calmly] まずアメリカです。九月二十八日、米運輸省とNHTSA(エヌ・エイチ・ティー・エス・エー)、道路交通安全局が、自動車の企業平均燃費基準を改める最終規則を公表しました。 健司:燃費基準が変わると、車を買う人にはどう関係してきますか。 ミミ:政府の説明では、二〇三一年型の乗用車と小型トラックを合わせた平均燃費は、ガロン当たり三十四・九マイルを見込みます。そして、新車価格を平均千三百ドル下げられる、という試算を示しました。 健司:千三百ドル。そこだけ聞くと、すぐ車が安くなるように感じます。 ミミ:[soft emphasis] ここは分けて見ましょう。これは政府のモデルによる予測で、販売店の値札を保証する数字ではありません。メーカーがどの車を作るか、金利、部品代、保険料、そしてガソリン代。家計の実感は、その組み合わせで決まります。 健司:規制を緩めたぶん、燃料を多く使う車が増える可能性もある、と。 ミミ:そうです。AP(エー・ピー)は、以前の基準より要件を緩和する規則だと伝えています。車を検討中なら、今日ひとつだけ見るのは、車体価格ではなく、五年ほどの燃料、保険、整備まで含めた総額。政治的な賛否の前に、自分の走行距離で計算すると、暮らしに近い判断になります。 健司:新しい規則が、実際の車種や価格にどう表れるかは、これからですね。 ミミ:ええ。公表されたばかりです。メーカーの発表と、最終規則の実施を落ち着いて見ていきましょう。[pause 0.6s] 健司:[transitioning] 続いて、バージニアビーチです。 ミミ:市の公式カレンダーで、きょう九月二十九日、午前八時から予定されていたリゾート諮問委員会の企画・デザイン審査委員会は、中止と表示されています。会場は二十二番通り六百番地の観光局オフィスでした。参加を予定していた方は、向かわずに当日のページをご確認ください。 健司:予定表の一覧には名前が残っていても、個別ページで中止になっていることがありますね。 ミミ:そうなんです。ほかに、市選挙管理委員会の会合と、個人アーティスト向け助成金のワークショップが掲載されています。時間や参加条件は、それぞれの公式案内をもう一度。助成は、創作活動をする人にとって、締め切りや対象経費の確認が大切です。 健司:水の使い方についても、案内が続いていますか。 ミミ:はい。市は干ばつの状況を受けて、不要不急の水使用を控える自主的な節水を続けています。大きく我慢するより、蛇口を出したままにしない、散水の時間を短くする。今できる範囲を一つで十分です。[pause 0.6s] ミミ:[thoughtful] 海を越えて、京都です。京都市は九月二十八日、「京都地球環境の殿堂」の表彰式と国際シンポジウムを開くと発表しました。 健司:京都議定書の街らしい取り組みですね。どんな場になるのでしょう。 ミミ:地球環境の保全に大きく貢献した方々をたたえ、殿堂入りした方と若い世代が議論する場です。環境問題を、遠い理念で終わらせず、行動の変化につなげるのがねらいです。日時や参加方法は、京都市の個別案内で確認してください。 健司:九月二十八日の発表には、文化の話もありましたね。 ミミ:京都市立芸術大学の芸大祭、それから、歌舞伎を通して京都を読む講座の案内も出ています。芸術、町の記憶、環境。京都はそれぞれを別々にせず、暮らしの中で重ねて見せてくれます。 健司:旅行中の方は、発表日と開催日を取り違えないことも大事ですね。 ミミ:その通りです。九月二十八日は発表の日。実際の開催日、申込の有無、会場は個別ページで。予定に入れる前の、ひと手間です。[pause 1.0s] 健司:[slightly upbeat] ここからは、少し軽いエネルギーを。まず大相撲です。 ミミ:秋場所で六場所ぶり、六回目の優勝を果たした横綱、大の里。九月二十八日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で、一夜明け会見に臨みました。 健司:左肩のけががあり、場所後半には連敗もありました。 ミミ:ええ。長くつらい時期だったこと、優勝という形で終えられてよかったことを語っています。結果だけ見れば十二勝三敗。でも、その数字の内側には、眠れない夜や、横綱としての重さがあった。復活という言葉を、軽く使えない優勝でした。 健司:横綱審議委員会は、どう見ましたか。 ミミ:同じ日の定例会で、大の里の優勝を評価しました。横綱の優勝には、相撲界全体に対する重みと責任がある、という趣旨です。一方、豊昇龍には、万全の状態で土俵に上がることを求めました。 健司:本場所は終わりました。次は秋巡業ですね。 ミミ:協会の予定では、十月七日の海老名市から。まずは力士の回復を大事にしてほしいですね。 健司:[transitioning] ドジャースは、きょう試合がありますか。 ミミ:ありません。九月二十九日からワイルドカード・シリーズが始まりますが、ドジャースはナ・リーグ第二シードで一回戦免除。地区シリーズ初戦は十月三日、本拠地の予定です。相手はワイルドカードの勝者が決まってからです。 健司:百勝六十二敗で終えたチームには、少し休める時間になります。 ミミ:ただ、ブルペンには気がかりもあります。球団公式の最新記事では、ブレイク・トライネン投手が肩を痛め、ポストシーズンの救援候補から外れる見通しです。正式なロースター発表までは確定とせず、投手陣の組み方を見ましょう。 健司:試合のない朝も、準備のニュースがある。十月三日に向けた静かな時間ですね。[pause 1.0s] ミミ:[warmly] ここからは、五十代からのからだノートです。きょうのテーマは、「仕事に響く更年期のしんどさを、一行にする」。 健司:症状があるだけでなく、仕事中は隠そうとして、さらに疲れることがありますね。 ミミ:九月二十八日、イギリスのダラム大学が、閉経移行期を経験する女性リーダーについての研究を紹介しました。研究では、症状が強いと心理的な消耗が増える一方、過去を振り返る気持ちや、周りへの共感が高まる経路も示されました。 健司:では、更年期になると共感力が上がる、と考えてよいのでしょうか。 ミミ:[calmly] そこまで一般化はできません。研究は集団の傾向を調べたもので、一人ひとりの性格や仕事の能力を決めるものではないんです。大事なのは、症状を本人の弱さにせず、職場の支えも必要だと示したことです。 健司:つらさを感じても、自分だけがうまくできていないと思わなくていい。 ミミ:はい。気のせいで片づけなくていい話です。ほてり、眠りにくさ、気分の揺れ、集中しづらさ。名前をつけにくい日もあります。そこで、きょうの小さな行動です。仕事や家事に響いたことを、一行だけ書いてみてください。 健司:どんなふうに書けばよいですか。 ミミ:「午後二時、急に暑くなり、会議の内容が入りにくかった」。これで十分。時刻、症状、困った場面。この三つのうち、一つでも二つでもかまいません。診断を自分でするためではなく、医療者や職場に具体的に伝える材料にするためです。 健司:記録が、我慢の証明にならないようにしたいですね。 ミミ:[soft emphasis] ええ。耐えるための宿題ではありません。持続する、悪くなる、突然強く出る、日常生活に大きく響く。そういうときは、資格のある医療者に相談してください。強い落ち込みや自分を傷つけたい気持ちがあるときは、待たずに緊急の支援へ。 健司:デトックスやクレンズで、疲れを抜きたいと思う日もあります。 ミミ:気持ちはわかります。ただ、更年期の症状や心理的な消耗を、デトックスで治せるという確かな根拠はありません。肝臓、腎臓、肺、皮膚、消化管が、からだの通常の処理を担っています。極端なクレンズは、脱水、電解質の乱れ、栄養不足、薬との相互作用、必要な受診の遅れにつながることがあります。 健司:きょうは、何かを足すより、一行書く。 ミミ:そうしましょう。全部を説明できなくても大丈夫。その一行が、からだの声を雑に扱わないための、小さな席になります。[pause 1.0s] 健司:[conversational] 最後は、日本語学習の本です。 ミミ:九月二十八日、宝塚大学が、アヘゴ希佳子准教授の関わった新刊を紹介しました。アスク刊、『日本語能力試験対策 日本語パワードリル、N1聴解』。発売は九月二日、税込千三百二十円です。 健司:N1ですから、かなり上級ですね。どんな人に合いますか。 ミミ:JLPT(ジェイ・エル・ピー・ティー)、日本語能力試験N1の聴解と同じ形式で、問題をたくさん解きたい人向けです。大学と執筆者側の紹介なので、独立した書評ではありません。そこは明確にしておきます。 健司:問題集は、数をこなすだけになりがちです。使い方の工夫はありますか。 ミミ:答え合わせの前に、「誰が」「何を決めた」「次に何をする」の三点だけメモしてみてください。全部聞き取ろうとせず、話の骨組みを取る練習です。きょう一問だけでも、十分前に進んでいます。 ミミ:[transitioning] では、今朝の三つです。一つ。アメリカの新しい燃費基準は、値下げの予測だけでなく、燃料や保険を含む総額で見る。二つ。バージニアビーチの企画・デザイン審査委員会は中止。個別ページで確認する。三つ。からだのしんどさは、時刻、症状、困った場面を一行にしてみる。 健司:きょうは、数字にも、予定にも、からだにも、ひと手間かけて確かめる朝ですね。 ミミ:[thoughtful] ミミのひとこと。自分を整えることは、自分を厳しく管理することではありません。いま起きていることに、正しい名前を急がず、小さな言葉を一つ置くこと。ほな、きょうもご一緒できて、うれしおした。 健司:[warmly] どうぞ、穏やかな火曜日を。 ミミ:ミミのポッドキャストでした。また明日の朝に。