ミミ:[warmly] ミミの朝のひと息。二〇二六年十月三日、土曜日。ミミのポッドキャストです。五十代からの朝に、ニュースとからだをやさしく整える。おはようさんです。週末の朝、起きた瞬間から用事の順番を考えていた方もいるでしょう。けれど、まだ一日を全部決めなくて大丈夫。いま聞こえる音を一つ、からだの感覚を一つ。朝の自分に、静かに戻ってきましょう。 健司:[conversational] 予定を動かす前に、自分の現在地を確かめる。そんな土曜の始まりですね。 ミミ:ええ。今朝は、G7(ジーセブン)の燃料放出と、バージニア水族館の火災後の復旧。京都は三連休の市バス増便です。 健司:スポーツは秋巡業の日程訂正とドジャース。からだノートは、更年期研究の「まだ分からないこと」。日本語の本は、世界の課題を考える上級教材です。 ミミ:情報の区切りは、アメリカ東部時間、十月三日午前六時三分。日本では午後七時三分です。[pause 0.6s] ミミ:[calmly] まず、アメリカの暮らしにも近いエネルギーの話です。G7、主要七か国は十月二日、今後数週間で石油と燃料製品を合わせて一億バレル放出する方針を示しました。 健司:昨日は中東へ向かう米軍の艦艇をお伝えしました。今日は、その緊張が価格へどう響いているか、ですね。 ミミ:そうです。最初の二十日間に、軽油を前倒しで相当量放出し、残りは四か月かけて出す計画です。AP通信によると、アメリカの軽油価格は十月二日、全国平均で一ガロン六ドル三十七セント。九月二十二日には六ドル五十二セントと、過去最高をつけました。 健司:軽油はトラック輸送に使われます。車を運転しない人にも関係しますね。 ミミ:食品や日用品が店へ届く費用にも関わります。ただし、備蓄放出で来週いくら下がる、とまでは言えません。価格は複数の条件で動きます。 健司:では、暮らしの側では何を見ておくとよいでしょう。 ミミ:[soft emphasis] 今日ひとつだけ見るなら、値札の変化を「自分のやりくりが下手だから」と受け取らないこと。固定費ではない買い物を一つ先送りする、給油の記録を残す。それくらいで十分です。大きな経済の揺れまで、一人で背負わなくていいんです。[pause 0.6s] 健司:[transitioning] 続いて、バージニアビーチです。少し心の痛む話ですが、確認できた範囲を落ち着いてお伝えします。 ミミ:バージニア水族館が十月二日、ダーデン海洋動物保全センターの火災について、復旧状況を公表しました。火災は九月二十九日の夜。スプリンクラーで火そのものは抑えられ、職員や救急関係者にけがはありませんでした。ただ、建物全体が大きな煙の被害を受けています。 健司:あの施設は、漂着した海の動物を助ける拠点でもありますね。動物たちはどうなりましたか。 ミミ:リハビリ中のウミガメ五頭はすべて搬出され、魚や無脊椎動物も移されました。一部の無脊椎動物は失われ、もともと重い状態だったケンプヒメウミガメ一頭も後日亡くなっています。 健司:煙が原因だったのでしょうか。 ミミ:剖検では、もとの外傷と病気が死因とされました。ただ、煙の影響が加わった可能性を除くため、追加検査が続いています。ここは決めつけず、結果を待ちます。 ミミ:動物と職員はいま別の場所で対応し、戻れる時期は未定です。漂着した海の動物を見つけたときの二十四時間ホットラインは動いています。番号は、七五七、三八五、七五七五。現時点で物品寄付は求めていません。 健司:市消防局は、充電池にはメーカー指定の充電器を使い、異常な熱、膨らみ、煙、においがあれば使用をやめるよう呼びかけています。[pause 0.6s] ミミ:[thoughtful] 海を越えて、京都の暮らしです。京都市交通局は十月二日、来週の三連休に、市バスを臨時に増やすと発表しました。 健司:十月十日の土曜日から、十二日の月曜、祝日までですね。どの方面が増えますか。 ミミ:東山と金閣寺方面です。京都駅から清水寺、祇園へ向かう百六号系統は、最大で一日十便を増やします。定期便も合わせ、ピークには三分から四分間隔になる予定です。 健司:金閣寺方面はどうでしょう。 ミミ:二百五号と二十五号は合わせて一日四便増えます。市は鉄道との組み合わせや、大きな荷物を預ける「手ぶら観光」も呼びかけています。 健司:旅行者だけでなく、買い物や通院でいつものバスを使う人にも大切な情報ですね。 ミミ:[warmly] ほんまにそうです。観光の予定は楽しく、暮らしの移動も守る。三連休に東山へ向かうなら、系統番号だけでなく、どの鉄道駅から乗り換えるかまで先に見ておく。それが、旅する人にも住む人にも、少しやさしい準備になります。[pause 1.0s] 健司:[slightly upbeat] ここからはスポーツです。まず、大相撲について訂正があります。 ミミ:昨日、秋巡業は十月七日、海老名市から始まるとお伝えしました。日本相撲協会の最新の公式日程を確認すると、初日は十月六日、茨城県つくば市です。七日が神奈川県海老名市、八日が埼玉県狭山市、九日が秩父市と続きます。初日を一日遅くお伝えしました。訂正します。 健司:日程は、公式の更新を見直すことが大切ですね。 ミミ:はい。十月二日までに、大きな競技上の新発表は確認できませんでした。今朝は、正しい初日を置いておきます。 健司:[transitioning] そしてドジャース。いよいよ今日、地区シリーズ第1戦です。 ミミ:ドジャースは十月二日、ブレーブスとの初戦に、左腕タリク・スクーバルを先発させると発表しました。今季途中に加入し、ドジャースでは五勝二敗、防御率二・六一でした。 健司:ポストシーズンの経験もありますか。 ミミ:タイガース時代を含めて六試合に先発し、防御率二・〇四です。ただ、ドジャースの本拠地でポストシーズンを投げるのは初めて。ブレーブスは今季の直接対決六試合で五勝していますから、ドジャース有利と簡単には言えません。 健司:試合はロサンゼルスで、太平洋時間の午後一時。東部時間では午後四時ですね。 ミミ:ええ。今朝の締め切り時点では、ブレーブスの先発と両軍の正式なラインアップは未定です。分からないところは空けたまま、最初の一球を待ちましょう。[pause 1.0s] ミミ:[warmly] ここからは、五十代からのからだノートです。今日は、更年期について「まだ研究が足りない」という話を、頼りなさではなく、前へ進むための地図として見てみます。 健司:昨日は、ホルモン療法を二択にせず、診察へ持っていく四項目のメモをお話ししました。今日はどんな新しい動きですか。 ミミ:NIH(エヌ・アイ・エイチ)、アメリカ国立衛生研究所が、更年期移行期の研究について、独立パネルの報告書案を公開しました。十月三十日まで意見を受け付けます。 健司:もう診療の新しい基準が決まった、ということですか。 ミミ:[calmly] いいえ。これは最終的な診療指針ではありません。研究のレビュー、専門家の発表、今年四月に行われた三日間の討議をもとに、これから何を優先して調べるべきかを示す案です。 ミミ:NIHは、ほてり、眠り、考えにくさ、気分の変化など、経験は人によって違うと説明します。十分な症状の緩和につながらない人や、評価に迷う医療者がいる。その空白を研究課題にしました。 健司:「まだ分からない」と聞くと、自分の症状まで曖昧に扱われる気がする人もいそうです。 ミミ:[soft emphasis] でも、気のせいで片づけなくていい話です。研究に空白があることと、あなたのつらさが存在しないことは、まったく別です。 健司:今日できる小さな行動は何でしょう。 ミミ:気になる症状を一つ選び、七日間、時刻、強さ、直前にしていたことを一行ずつ。全部を管理しなくて大丈夫です。診断ではなく、医療者と話す材料にします。 健司:症状を早く消したくて、デトックスやクレンズに心が動くこともあります。 ミミ:その気持ちは責めなくていい。でも、更年期症状をデトックスやクレンズが治すという確立した根拠はありません。肝臓、腎臓、肺、皮膚、消化管が、からだの通常の老廃物処理を担っています。極端な食事制限、下剤、大量の水分は、脱水、電解質の乱れ、栄養不足、薬との相互作用につながることがあります。 ミミ:このコーナーは教育目的で、個別の医療助言ではありません。症状が続く、強い、突然起きた、心配が大きい。そんなときは資格のある医療者へ。記録は、我慢するためではなく、相談につなげるためのものです。[pause 1.0s] 健司:[conversational] 最後は、日本語学習の本です。十月刊行予定の『日本語×世界の課題を学ぶ 日本語でPEACE(ピース)』、上級編です。 ミミ:編・監修は小林明子さんと奥野由紀子さん。著者は佐藤礼子さん、元田静さん、渡部倫子さん。凡人社から出る、百七十六ページと別冊三十二ページの教材です。 健司:PEACEという題ですが、どんな内容でしょう。 ミミ:テーマは、共に生きる社会のための行動。移民や難民など、移動を経験した人々について、当事者の語り、インタビュー、マンガ、複数の立場の文章を読みます。 健司:日本語を覚えるだけでなく、一つの出来事を一方向から決めつけない練習ですね。 ミミ:そうですね。出版社のページは発刊日を「二〇二六年十月」とし、まだ「発売までお待ちください」と表示しています。正確な発売日と、独立した実質的な書評は、今朝までに確認できませんでした。ですから、評価は作らず、刊行予定の教材としてご紹介しました。 健司:本が届く前にもできる練習はありますか。 ミミ:一つのニュースを選び、「確認できた事実」「自分の受け止め」「まだ分からないこと」を一文ずつ。日本語と一緒に、考えの置き場所も整います。[pause 0.6s] ミミ:[calmly] では、今朝の三つです。一つ目。G7は石油と燃料を一億バレル放出する方針。価格がいつ下がるかは、まだ決まっていません。 健司:二つ目。バージニア水族館の保全センターは復旧中。京都では、十月十日から十二日の三連休に、東山と金閣寺方面の市バスが増えます。 ミミ:三つ目。更年期の研究に空白があっても、症状は曖昧なものではありません。一つを七日間記録して、相談のことばに変える。 ミミ:[thoughtful] ミミのひとこと。分からないことを、無理に答えにしない。その余白に、確かな一行を置いていく。五十代の知恵は、急いで結論を出すことより、自分を置き去りにしないことにあります。 健司:今朝も、ご一緒いただきありがとうございました。 ミミ:[warmly] 今日のあなたに、静かに選べる余白がありますように。ほな、また明日の朝に。ミミのポッドキャストでした。