ミミ:[warmly] ミミの朝のひと息。二〇二六年十月十七日、土曜日。ミミのポッドキャストです。五十代からの朝に、ニュースとからだをやさしく整える。おはようさんです。今朝は、起きた時から元気でなくても大丈夫。窓の外の明るさを一度見て、息をゆっくり吐きましょう。今の自分を採点せず、今日を始める場所だけ確かめます。予定の多い方も、何も決めていない方も、まずはここで一緒に整えていきましょう。 ミミ:全部を朝のうちに決めなくて大丈夫です。今朝は、アメリカの対ロシア制裁をめぐる判断。バージニアビーチでは、ネット詐欺から身を守る確認です。 健司:京都は、子どもがつくる一日だけのまち。大相撲は大阪へ移り、ドジャースは大谷翔平選手の来季に向けた言葉を見ます。 ミミ:五十代からのからだノートは、眠りを「リセット」という宣伝から離して考えます。日本語学習は、やさしい日本語の本を選ぶ目。情報の区切りは、アメリカ東部時間、十月十七日午前五時五十六分です。[pause 0.6s] ミミ:[calmly] まずアメリカです。トランプ大統領は十六日、議会で成立し、自ら署名したロシア経済への新たな制裁措置を、当面止める大統領令に署名しました。 健司:成立した制裁を、すぐ実施しないということですね。理由は何でしょう。 ミミ:大統領は国家の利益を理由にしています。AP通信が十六日夜に伝えました。ただ、今朝の時点で、これは制裁法そのものがなくなったという話ではありません。行政として実施を保留する判断です。 健司:ロシアによるウクライナへの攻撃が続く中で、外交にも市場にも大きな意味を持ちそうです。 ミミ:[thoughtful] そうです。ロシアとの取引、エネルギー、ウクライナ支援をめぐるアメリカの立場が、どこまで変わるのか。議会がどう応じるかも見なければなりません。 ミミ:暮らしに近いところでは、ガソリン代や投資への影響が気になります。ただ、この判断だけで価格の方向は断定できません。家計の判断を急いで変えず、具体的な運用を待ちましょう。[pause 0.6s] 健司:[transitioning] バージニアビーチからは、スマートフォンを使うほぼ全員に関係する話です。 ミミ:市は十六日、サイバーセキュリティ月間に合わせて、ネット犯罪から身を守る六つの習慣を紹介しました。偽のウェブサイト、突然届くショートメッセージ、盗まれたログイン情報。そして、AI(エーアイ)で家族の声に似せる手口まで挙げています。 健司:声まで似ていると、「急いで送金して」と言われた時に慌てますね。 ミミ:[soft emphasis] だからこそ、内容より先に確認の手順を決めておきます。家族を名乗る電話で急な送金を求められたら、いったん切る。いつも使う番号へ、自分からかけ直す。家族だけが分かる合言葉を決めるのも一案です。 健司:銀行や配送会社を名乗るメッセージのリンクも、すぐ押さない。 ミミ:はい。公式アプリを開くか、自分で保存したアドレスから入ります。パスワードは使い回さず、多要素認証を使う。スマートフォンやアプリの更新も後回しにしすぎない。 ミミ:[conversational] 今日ひとつだけなら、大切なメールか銀行のアカウントで、多要素認証が有効か確認しましょう。警告は、慌てない手順を作るために使いたいですね。[pause 0.6s] ミミ:[transitioning] ここから京都です。今日は梅小路公園に、子どもたちがつくる小さなまちが開きます。 健司:「京都版ミニ・ミュンヘン」ですね。遊園地のような催しでしょうか。 ミミ:少し違います。小学一年生から十八歳までの子どもが、自分で仕事を選び、働いて給料を受け取り、税を納めます。そして、まちでお金を使い、必要な仕組みを話し合う。ドイツのミュンヘンで始まった「子どものまち」をモデルにしています。 健司:大人が用意した職業を順番に体験するだけではなく、まちそのものを動かすのですね。 ミミ:そうです。午前十時から午後四時まで。大人は原則として中へ入らず、子どもたちの自主性を支えます。参加条件や当日の受付は、京都市の公式案内を確認してください。 ミミ:[warmly] 失敗しても、やり直してもいい小さな社会。任せるとは、放っておくのではなく、手を出しすぎず戻れる場所を作ること。大人にも響きますね。[pause 1.0s] 健司:[slightly upbeat] 大相撲の秋巡業は、昨日の京都から大阪へ移りました。 ミミ:今日の会場は、大阪市此花区のおおきにアリーナ舞洲。日本相撲協会の公式日程では、明日十八日は姫路市へ進みます。 ミミ:本場所の優勝争いではなく、稽古や地域交流を楽しむ巡業です。今日の結果や新しい休場発表はまだありません。会場へ向かう方は公式案内を見てください。 健司:[transitioning] ドジャースは、敗退から一日たって、来季への新しい言葉が出ています。 ミミ:大谷翔平選手はMLB(エム・エル・ビー)の取材に、二〇二七年は投手として戻るつもりだと、はっきり話しました。 健司:今季は左膝と右腕の炎症で、最後の三か月はマウンドに立てませんでした。 ミミ:そうです。前日のナショナル・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で、ドジャースはブルワーズに六対四で敗れ、〇勝四敗で今季を終えました。その試合の悔しさを繰り返すだけでなく、今日は回復の時間に目を向けます。 ミミ:[soft emphasis] 「投げたい」という意思と、「いつ、どの程度投げられるか」という医学的な見通しは別です。具体的な計画が出るまで、復帰日を想像で埋めません。 健司:そして、Miguel Rojas(ミゲル・ロハス)選手は引退を表明しました。 ミミ:メジャー十三年、プロとして二十一年。二度のワールドシリーズ優勝を経験しました。敗退直後、ユニフォームを着たまま引退を語ったとMLB公式が伝えています。 ミミ:[thoughtful] 大谷選手には戻るための冬。ロハス選手には、ユニフォームを脱いだ後の朝。応援する側も、少し余白を持って見守りましょう。[pause 1.0s] ミミ:[warmly] ここからは、五十代からのからだノートです。今日は、眠りのお話。アメリカ国立衛生研究所、NIH(エヌ・アイ・エイチ)は十六日まで、女性の健康と睡眠を考える研究会議を開きました。 健司:更年期になると、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めるという声は多いですね。 ミミ:ほてりや寝汗、気分の変化、家族の世話や仕事の負担。いくつもの要素が重なります。眠れないのを、意志が弱いとか、年齢だから仕方ないとか、気のせいで片づけなくていい話です。 健司:会議で、新しい治療が決まったのでしょうか。 ミミ:[calmly] いいえ。会議が開かれたことと、特定の治療効果が証明されたことは別です。今朝できることは、NIHやOffice on Women’s Health(オフィス・オン・ウィメンズ・ヘルス)が以前から案内している、確かめられた基本に戻します。 健司:よく聞くのは、毎日同じ時間に寝ることです。 ミミ:就寝時刻も大切ですが、今日は起きる時刻を一つ決めましょう。今夜よく眠れなかったとしても、明日の朝を大きくずらしすぎない。体内時計に、朝の目印を渡すためです。 ミミ:完璧でなくて大丈夫。寝室を暗く静かにする。遅い時間のカフェインやアルコールを避ける。寝る前の画面を短くする。自分に合う一つからです。 ミミ:[thoughtful] 夜中に長く眠れないなら、いったん寝床を出て、暗めの場所で静かに過ごし、眠気が戻ってから横になる方法もあります。 健司:更年期の睡眠では、睡眠時無呼吸にも注意がいるのですね。 ミミ:はい。更年期以降はリスクが上がります。強いいびき、眠っている時に呼吸が止まると言われた、朝の頭痛、日中の強い眠気があるなら、ただの疲れと決めずに医療者へ相談してください。運転中に眠気が出るなら、特に急いで安全を確保しましょう。 健司:SNSでは「三日でホルモンをリセット」「デトックスで深く眠れる」という言葉も見かけます。 ミミ:[soft emphasis] そのような短期リセットを裏づける強い根拠はありません。肝臓、腎臓、肺、皮膚、消化管が、普段から老廃物を処理しています。断食、下剤、極端な水分摂取、成分の分からないサプリは、脱水、電解質の乱れ、栄養不足、薬との相互作用や受診の遅れにつながり得ます。 ミミ:眠れない自分を責めず、強い約束の商品にも急がない。今夜の小さな行動は、明日の起床時刻を一つ決めること。問題が続く、強い、急に始まった、暮らしや運転に影響する、または心配な時は資格のある医療者へ。このコーナーは教育目的で、個別の診断や治療ではありません。[pause 1.0s] 健司:[conversational] 日本語学習は、「やさしい日本語」を扱う新刊から、選び方を考えます。 ミミ:日本語教育専門書店の凡人社が十月十五日、新刊・近刊案内を更新しました。そこに『外国人対応をする現場のための ケースで学ぶやさしい日本語』という本が掲載されています。 ミミ:題名からは、現場で難しい日本語を言い換える学びがうかがえます。ただし、正確な刊行日、著者、実質的な書評を十分確認できなかったため、内容や評価は想像で足しません。 健司:では、本を選ぶ時は何を見ればよいでしょう。 ミミ:[conversational] 単語を短くするだけでなく、「誰に、どの場面で、なぜこの言い換えをするのか」が示されているか。実例と練習があり、相手の理解を確かめる方法まであるか。そこを目次や見本で見ましょう。 ミミ:今日の練習は、公的なお知らせを「結論」「必要な行動」「期限」の順に言い直すこと。やさしさは、幼い言葉ではなく、相手が次に動ける形に整えることです。[pause 0.6s] ミミ:[calmly] 最後に、今日の三つです。一つ。アメリカは新たな対ロシア制裁の実施を保留。影響を急いで断定せず、対象と期間、議会の反応を見る。 健司:二つ。バージニアビーチのサイバー対策。急な送金依頼はいったん切り、いつもの連絡先へ自分から確認する。 ミミ:三つ。眠りは三日でリセットするものではありません。今夜は、明日の起床時刻を一つ決める。 健司:大きなニュースも、体のことも、次に確かめる場所が分かると少し落ち着きますね。 ミミ:[thoughtful] ミミのひとこと。整えるというのは、乱れないことではありません。乱れたあとに戻れる目印を、自分に渡しておくこと。五十代の朝には、そんなやさしい準備がよう似合います。 健司:今朝も、ご一緒できてうれしかったです。 ミミ:[warmly] ミミのポッドキャストでした。全部をがんばらなくて大丈夫。どうぞ、穏やかな土曜日をお過ごしください。また明日の朝に。[pause 1.0s]