ミミ:[warmly] ミミの朝のひと息。二〇二六年十月十八日、日曜日。ミミのポッドキャストです。五十代からの朝に、ニュースとからだをやさしく整える。おはようさんです。今朝、体より先に頭が動き始めていたら、いったん肩を下ろしましょう。吸う息を変えようとせず、まず長く吐く。昨日できなかったことは、まだ採点しなくて大丈夫です。日曜日の朝、自分に戻る小さな余白を、ここで一緒につくりましょう。 ミミ:今朝は、アメリカの対ロシア制裁をめぐり、議会から出た新しい反応。バージニアビーチでは、食と文化をつなぐ地域の催しです。 健司:京都府では、五十一年ぶりに四人が立候補した町長選の投票日。大相撲は姫路へ移ります。ドジャースは、新しい公式発表があるかを丁寧に確認します。 ミミ:五十代からのからだノートは、閉経の前後に体で起きる変化を、大規模な研究から読み解きます。日本語学習は、研究誌を一冊まるごとではなく、一本から使う方法。情報の区切りは、アメリカ東部時間、十月十八日午前六時です。[pause 0.6s] ミミ:[calmly] まずアメリカです。トランプ大統領が、ロシアに対する新しい経済制裁の実施を止めたことに、民主・共和、両党の議員から反発が出ています。AP通信が十七日に報じました。 健司:昨日は大統領令が出たところまででした。今日は、議会がどう受け止めたかという続報ですね。 ミミ:そうです。この制裁は、議会が超党派の大差で可決し、大統領自身が前月署名していました。ところが十六日夜、大統領は国家の利益を理由に、実施を当面止めました。 健司:議会で決めたことを大統領が止めた。では、議会はすぐ元に戻せるのでしょうか。 ミミ:[thoughtful] そこはまだ簡単ではありません。議員には、新しい法案や決議、監視、法的な対応などの道が考えられます。ただAPは、停止を直ちに覆す明確な手段は見えていないと伝えています。 ミミ:大切なのは、「反発」と「政策変更」を同じにしないこと。実施の時期と対象は、次の公式文書を待ちます。ガソリン価格や市場の方向もまだ断定できません。今日ひとつだけ見るなら、議会が批判の次に具体的な行動を取るかです。[pause 0.6s] 健司:[transitioning] バージニアビーチは、少し明るい地域の話題です。 ミミ:市の公式イベント情報では、今日十八日、Hampton Roads Black Food Festival(ハンプトン・ローズ・ブラック・フード・フェスティバル)が予定されています。地域の飲食事業者と食文化に出会う催しです。 健司:誰が作り、どんな物語があるかを知る一日ですね。 ミミ:[conversational] 地域の小さな店を知る機会です。行かれる方は、時刻、会場、駐車や入場条件を主催者の最新案内で確認してください。 健司:昨日の高校パレードによる道路の閉鎖は、今日まで続きますか。 ミミ:市の案内では十七日午後に解除予定で、今日まで続くとはされていません。ただ、催しの周辺は混み合います。時間に余白を持ちましょう。[pause 0.6s] ミミ:[transitioning] 京都からは、府内の地域自治に目を向けます。乙訓郡の大山崎町で、今日は町長選挙と町議会議員選挙の投票日です。 健司:町長選は、五十一年ぶりに四人が立候補したと地元紙が伝えています。 ミミ:はい。子育て、ごみ、道路、公共施設。暮らしに近い決定は、町や市で行われることが多いですね。 健司:候補が多いほど、違いを整理するのも大変です。 ミミ:[soft emphasis] 全部の言葉を覚えなくて大丈夫。大事にしたい課題を一つ決め、候補者が何を、いつまでに、どの財源で行うと言っているか。実行の道筋を比べます。 ミミ:投票できる方は、投票所と時間を町の選挙管理委員会の案内で確認してください。昨日の京都市の「子どものまち」は、公式な成果報告がまだないため、想像で続報を作りません。[pause 1.0s] 健司:[slightly upbeat] 大相撲の秋巡業は、昨日の大阪から姫路へ移りました。 ミミ:日本相撲協会の公式日程では、今日の会場は兵庫県の大和工業アリーナ姫路です。明日十九日は巡業日程がなく、二十日は明石市へ進みます。 健司:本場所のように、今日の一番で優勝争いが動くわけではありませんね。 ミミ:はい。巡業は、稽古や地域交流の場です。締切時点で今日の結果や新しい休場発表はありません。当日の公式案内をご覧ください。 健司:[transitioning] ドジャースはどうでしょう。シーズンが終わると、移籍の噂が一気に増えます。 ミミ:[calmly] 今朝までに、球団やMLB(エム・エル・ビー)から、十七日付の新しい試合、契約、負傷、選手取引の発表は確認できませんでした。 健司:新しいことがない時に、ないと伝えるのも大切ですね。 ミミ:ええ。ブルワーズに四連敗し、今季は終了。大谷翔平選手の二〇二七年の投手復帰への意欲と、Miguel Rojas(ミゲル・ロハス)選手の引退は、昨日お伝えしました。 ミミ:[thoughtful] オフは噂が速く走ります。「候補に挙がる」は契約とは別。球団やMLBの正式なロースターと契約情報を待ちましょう。応援は熱く、確認は静かに。[pause 1.0s] ミミ:[warmly] ここからは、五十代からのからだノートです。今日は、閉経の前後に体で起きる変化を、今月発表された大規模な研究から考えます。 健司:閉経は、ゆっくり進む変化という印象があります。 ミミ:その面もあります。ただ、医学誌Nature Medicine(ネイチャー・メディシン)が十月十二日に公開した研究では、最後の月経の時期を境に、いくつもの検査値が階段のように変化する傾向が見つかりました。 健司:どれくらい大きな研究でしょう。 ミミ:アメリカとイスラエルの、百万人を超える女性、三億件を超える検査結果を解析しています。九十種類のうち五十二種類で変化を捉えました。性ホルモンだけでなく、骨代謝、脂質、肝臓や腎臓に関係する指標などです。同年代の男性には、同じ段差が見られませんでした。 健司:では、閉経したら急に病気になる、という意味でしょうか。 ミミ:[soft emphasis] いいえ。大人数の平均的な傾向です。主に横断的な記録を組み直した観察研究で、一人ひとりの未来を予測する検査ではありません。怖がる必要もありません。 健司:更年期ホルモン療法を使う人では、変化が小さかったという結果もあるそうですね。 ミミ:はい。現在MHT(エム・エイチ・ティー)、更年期ホルモン療法を使っていた群では、多くの指標の変化が小さく見えました。ただし、薬を無作為に割り当てた試験ではありません。だから、この研究だけで「全員が使うべき」「この薬で病気を防げる」とは言えません。 ミミ:治療が合うかは、症状、年齢、子宮の有無、既往歴、リスク、本人の希望で変わります。医療者と相談する話です。 健司:この研究を、今日の暮らしにどう生かせばよいでしょう。 ミミ:[conversational] 検査をむやみに増やすことではなく、変化を相談できる言葉にしておくこと。今日の小さな行動は、「三つの変化メモ」です。一つ目、気になる症状。二つ目、いつ頃から。三つ目、睡眠や仕事、家事など、生活にどう響いているか。 ミミ:たとえば、「八月ごろから、午後は横になりたくなり、夕食の支度がつらい」。具体的だと、医療者も次を考えやすくなります。 健司:血圧や脂質、骨の健康も、心配だから全部一度に検査するのではなく、自分にはいつ必要かを聞く。 ミミ:その通りです。年齢や既往歴に合う確認の時期を相談しましょう。症状や変化が続く、強い、突然始まった、心配、または日常生活に影響する時は、受診を先延ばしにしないでください。気のせいで片づけなくていい話です。 健司:一方で、「体が大きく変わるなら、デトックスで整えよう」という広告も出てきそうです。 ミミ:[calmly] この研究は、デトックスやクレンズが必要だと示したものではありません。肝臓、腎臓、肺、皮膚、消化管が、普段から老廃物を処理しています。断食、下剤、極端な水分、成分不明のサプリは、脱水、電解質の乱れ、栄養不足、薬との相互作用、受診の遅れにつながります。 ミミ:[soft emphasis] 大きな研究を読んだ朝ほど、大きなことを始めなくて大丈夫。今日は三行だけ。症状、始まった時期、生活への影響。それを次の診療へ持っていく。知識を、不安ではなく相談の準備に変えましょう。このコーナーは教育目的で、個別の診断や治療ではありません。[pause 1.0s] 健司:[conversational] 日本語学習は、十月刊の『日本語/日本語教育研究[十七]二〇二六』です。 ミミ:ココ出版と専門書店の凡人社が案内しています。日本語/日本語教育研究会が編んだ、A5判、二百二十八ページの研究会誌、第十七号です。 健司:一般的な会話の教科書とは、少し違いそうですね。 ミミ:日本語や、その教え方、学び方を研究の視点から読む本です。教える方、中上級の学習者、言葉の仕組みに関心がある方に向いています。 ミミ:ただ、正確な発売日と独立した実質的な書評は、今朝までに十分確認できませんでした。ですから、「評判の一冊」とは言いません。書誌情報と、研究会誌であることまでを確かめています。 健司:研究誌は、最初から最後まで読もうとすると少し重く感じます。 ミミ:[warmly] 全部をがんばらなくて大丈夫。まず目次から、題名が気になる論文を一本だけ。その時に三行メモを使います。「この論文の問い」「出てきた例」「自分の日本語で試したいこと」。分からない用語を全部調べるより、問いを一つ持って読む方が、言葉が残ります。 ミミ:今日の練習なら、ニュースを一つ選び、「事実」「まだ分からないこと」「次に確認すること」を一行ずつ日本語で書く。今朝の番組そのものが、ちょうどよい教材になりますね。[pause 0.6s] ミミ:[calmly] 最後に、今日の三つです。一つ。アメリカのロシア制裁停止に、超党派の議員が反発。ただし、批判と政策変更は分けて見る。 健司:二つ。大山崎町は選挙の日。候補者の言葉は、自分が大切にする課題について、方法と期限、財源を見る。 ミミ:三つ。閉経を怖い崖にしない。今日は、症状、始まった時期、生活への影響を三行にしておく。 健司:分からないことを無理に埋めず、次に見る場所を決める。ニュースにも、体にも使える考え方ですね。 ミミ:[thoughtful] ミミのひとこと。変化の大きさは、あなたの弱さの証明ではありません。五十代は、気づいたことを言葉にして、自分に合う助けを選び直せる時間です。 健司:今朝も、ご一緒できてうれしかったです。 ミミ:[warmly] ミミのポッドキャストでした。全部をがんばらなくて大丈夫。どうぞ、穏やかな日曜日をお過ごしください。また明日の朝に。[pause 1.0s]