ミミ:[warmly] ミミの朝のひと息。二〇二六年十月二十六日、月曜日。ミミのポッドキャストです。五十代からの朝に、ニュースとからだをやさしく整える。おはようさんです。月曜の朝は、まだ何も始めていないのに、もう少し遅れている気がすることがありますね。でも、朝の速さは人それぞれ。まず息をひとつ、長く吐いて、今いる場所へ戻りましょう。 健司:予定より先に、からだと気持ちを置き去りにしない朝にしたいですね。 ミミ:今朝は、歴史的なアメリカの客船が人工魚礁になる計画、バージニアビーチの平日期日前投票、京都から届いた新しいいけばな展の発表です。 健司:大相撲は十一月場所の番付発表。ドジャースは、正式な動きがあるかを確認します。 ミミ:五十代からのからだノートは、症状を責めずに相談へつなぐ三つの欄。本の時間は、篠田節子さんの『埼玉マンション物語』です。情報の区切りは、アメリカ東部時間、十月二十六日午前六時二分です。[pause 0.6s] ミミ:[calmly] まずアメリカです。かつて大西洋を最速で横断した客船、SS United States(エス・エス・ユナイテッド・ステーツ)を、フロリダ沖で人工魚礁として沈める計画が、次の段階へ進みました。 健司:船を保存するのではなく、海の中で新しい役割を持たせるのですね。 ミミ:そうです。AP(エー・ピー)が十月二十五日に伝えたところでは、フロリダ州オカルーサ郡は、デスティンの南西およそ四十一キロの海域で、十一月の第二週に沈める見込みです。ただし、正確な日は天候で変わる可能性があります。 健司:どれほど大きな船なのでしょう。 ミミ:全長はおよそ三百五メートル。千九百五十二年の処女航海で、大西洋横断の速度記録を更新しました。保存には、費用の壁がありました。 健司:地元は、海の生き物の住み場所と、ダイビング観光の両方を期待しています。 ミミ:[thoughtful] 一隻の船を残すとは、形をそのまま守ることだけではない。海の中で別の時間を生きてもらう、という選択です。ただ、期待される効果と、実際の環境管理は別々に確かめたいところ。今日ひとつだけ見るなら、「予定」と「完了」を混ぜないことです。 ミミ:日程は確定ではありません。天候と行政の案内を見て、その後の生態系は長い目で追う話です。[pause 0.6s] 健司:[transitioning] バージニアビーチでは、今日から期日前投票が平日の時間に戻ります。 ミミ:十月二十六日から三十日までは、選挙管理事務所と五つのサテライト会場が、午前九時から午後五時まで開きます。 健司:昨日の日曜は十一時から四時でしたから、時間が変わりますね。 ミミ:[conversational] ええ。会場は、ベイサイド、グレートネック、シータックの各レクリエーション・センター。それに、ケンプスビル地域図書館とプリンセス・アン地域図書館です。 健司:通常の有権者登録期限を過ぎていても、投票できる場合がありますか。 ミミ:資格のある未登録者は、同日登録をして暫定投票ができます。自分の場合に必要な本人確認書類、会場、選挙区は、出発前に市の公式ページで確かめてください。 ミミ:期日前投票の最終日は十月三十一日、選挙日は十一月三日です。暮らしに近い争点を一つ選び、一次情報まで戻る。それだけでも、投票の準備になります。[pause 0.6s] ミミ:[slightly upbeat] 京都からは、今日発表された文化の便りです。京都府は「京都新世代いけばな展二〇二六」を、十一月三日から八日まで、京都文化博物館の別館ホールで開きます。 健司:若い華道家と、工芸作家が一緒につくる展覧会だそうですね。 ミミ:テーマは「時の美、用の美」。府内二十四流派の若手華道家四十六人と、工芸作家四十一人が組みます。染織、陶芸、漆芸、金工、ガラス、木工。その器に花を生けた四十六作品が、前期と後期に分かれて並びます。 健司:花だけ、器だけではなく、二つの仕事が出会ったところを見る。 ミミ:[thoughtful] 暮らしの器へ、今この瞬間の花が入る。型を守ることと、新しい組み合わせを試すことは、反対ではないんですね。京都らしい、静かな更新やと思います。 健司:入場は無料。通常は午前十時から午後七時半までですが、十一月五日と八日は午後四時に閉場します。 ミミ:体験企画には、申し込みや参加費が必要なものがあります。京都府の案内で確認してください。心に残る器と花を一組見つける。そんな見方もよろしおすな。[pause 0.6s] 健司:[slightly upbeat] ここからはスポーツです。大相撲は今日、十一月場所の番付発表。 ミミ:本場所は十一月八日から二十二日まで、福岡国際センターで開かれます。今日から公式の番付です。 健司:検索の短い見出しだけで、個々の昇進や順位を決めつけないことも大切ですね。 ミミ:はい。力士名と東西、地位は、日本相撲協会の番付表で確認しましょう。新しい位置でどんな十五日間を組み立てるか、初日まで見守りたいです。 健司:[transitioning] ドジャースは、十月二十五日付の新しい公式契約や取引は、今朝の確認ではありません。 ミミ:シーズン終了後は、選手の名前と「関心」という言葉がたくさん並びます。でも、関心、交渉、合意、球団発表は、それぞれ違います。 健司:今朝の確かなことは、まだ新しい正式発表がない、ということですね。 ミミ:[soft emphasis] そうです。待つのは地味ですが、好きなチームの話ほど、確かさを大事にしたい。動きが出たら、MLB(エム・エル・ビー)と球団の発表を基準にお伝えします。[pause 1.0s] ミミ:[warmly] ここからは、五十代からのからだノートです。ほてり、眠りにくさ、気分の波、頭痛、動悸。気になることが重なると、「うまく説明できないから、もう少し我慢しよう」と思うことがありますね。 健司:診察室で聞かれると、いつ起きたのか、急に分からなくなることもあります。 ミミ:[calmly] あります。覚えていないのは、真剣でないからではありません。日々の用事をしながら、つらさも抱えてきたから。気のせいで片づけなくていい話です。 健司:では、今日できる小さなことは何でしょう。 ミミ:紙でもスマートフォンでも、欄を三つだけ作ります。「時刻」「症状」「直前にしていたこと」。たとえば、午前三時、汗で目が覚めた、寝る前にお酒を飲んだ。あるいは、午後二時、動悸、階段を上ったあと。 健司:原因を自分で決めるためではないのですね。 ミミ:[soft emphasis] その通り。記録は診断ではありません。「お酒が原因だ」「更年期に違いない」と一回で結論を出さない。繰り返しがあるか、生活への影響はどれくらいかを、医療者と一緒に見るための材料です。 健司:毎日、全部の症状を書かなくてもよいですか。 ミミ:[conversational] 全部をがんばらなくて大丈夫。今日は一回だけ。三つの欄が負担なら、「眠れなかった」一行でも十分です。Office on Women's Health(オフィス・オン・ウィメンズ・ヘルス)も、症状や月経の変化を記録し、受診のときに伝えることを案内しています。 ミミ:症状が続く、重い、突然始まった、胸の痛みや息苦しさを伴う、または自分で心配だと感じるなら、更年期と決めつけず、資格のある医療者へ相談してください。治療は、症状、健康歴、服用中の薬、リスク、本人の希望で変わります。 健司:からだを一度リセットしたくて、デトックスやクレンズに気持ちが向くこともありますね。 ミミ:けれど、NCCIH(エヌ・シー・シー・アイ・エイチ)によると、人を対象にした研究は少なく、質も低い。肝臓、腎臓、肺、皮膚、消化管が、からだの通常の老廃物処理を担っています。 ミミ:極端な食事制限、下剤、ジュースや大量の水だけに頼る方法は、脱水、栄養不足、電解質の乱れ、薬との相互作用につながり得ます。このコーナーは教育目的で、個別の医療助言ではありません。 ミミ:[warmly] 今日ひとつだけ見るなら、からだを採点する数字ではなく、相談の入口になる一行を。記録は、自分を監視するためではなく、自分の声を置き忘れないためのものです。[pause 1.0s] 健司:[conversational] 本の時間です。今日は、篠田節子さんの『埼玉マンション物語』。 ミミ:光文社から二〇二六年七月二十三日に発売された、二百八十八ページの小説です。長いローンを組んでマンションを買った主人公、香織。その住まいで、隣室の騒動、管理組合、犯罪、手抜き工事の疑いまで、次々に問題が起きます。 健司:十月二十四日に好書好日へ掲載された美村里江さんの書評は、購入者が向き合う困難のリアルさを挙げています。 ミミ:ただ、苦労だけの話ではありません。主人公の少し荒っぽい心の声に可笑しみがあり、何気ない人物の言動には温かさもある。評者は、これだけのトラブルを描きながら、読後には爽やかさが残り、マンション購入もよいと思わせるところを評価しています。 健司:住まいは、建物を買うだけではなく、人と仕組みの中へ入ることでもあるんですね。 ミミ:[thoughtful] 五十代になると、これからの住まいを考え直す方もいます。一戸建てか、マンションか。買うか、借りるか。便利さだけでなく、管理、修繕、人との距離まで含めて考えたい方に、物語から入れる一冊です。 健司:日本語学習では、どこに注目しましょう。 ミミ:「管理人」「管理組合」「理事長」「施工業者」。住まいに関わる四つの言葉を、役割の説明と一緒に覚えます。「管理組合は、住民が建物の管理を話し合う組織です」。単語だけより、一文にすると使う場面が見えます。 健司:自分の住まいに置き換えて、一文ずつ作れそうです。 ミミ:ええ。「管理人に相談しました」「施工業者が修理しました」。短くてかまいません。暮らしの言葉は、使える一文になると、ぐっと身近になります。[pause 0.6s] ミミ:[calmly] 最後に、今日の三つです。一つ。アメリカの歴史的客船は、十一月第二週に人工魚礁となる予定。ただし日程は天候で変わり得ます。 健司:二つ。バージニアビーチの平日期日前投票は、今日から金曜まで午前九時から午後五時。 ミミ:三つ。気になる症状は、「時刻、症状、直前のこと」を一回だけ記録する。自己診断ではなく、相談の材料にします。 健司:京都はいけばなと工芸の新しい展覧会。大相撲は番付発表、ドジャースは正式発表待ち。本は『埼玉マンション物語』です。 ミミ:[thoughtful] ミミのひとこと。整えるとは、全部をきれいに片づけることやありません。あとで戻れる小さな印を、一つ残すこと。今朝はそれで、もう十分です。 健司:月曜の朝をご一緒できて、うれしかったです。 ミミ:[warmly] ミミのポッドキャストでした。自分の速さを守って、どうぞ穏やかな一日を。また明日の朝に。[pause 1.0s]